キタカミ林間学校レポート_3ページ目
以下ネタバレ注意
さて用事は無事片付いたしオトシドリとかいう邪悪なポケモンにもその罪を贖わせたところで、仮面の修理状況を聞きにゼイユの家に再集合。
おおよそ綺麗にし終わったものの仮面についているクリスタル的な装飾が欠けてしまっており、直すためにはてらす池のクリスタルが必要とのこと…
あそこ行きたくないな…あ!俺ディアンシー持ってるからダイアモンド生成してもらってそれを使うんじゃダメか?
わかってるよ…行くよ…
この事態を引き起こしてしまった元凶として逃げ出すわけにも行かず、渋々てらす池に向かう。
ああ相変わらずこのBGMが俺の心を逆撫でする…
よしさっさと済ませよう。
その辺に落ちているクリスタルのかけらを拾って…
え?水の中にクリスタルを取りに行く?
誰が?
私かよ!!
やだ、絶対嫌だ。
こうなったらポケモンバトルだ!!
負けた方が潜ってクリスタル取ってくることにしよう。
ルールは公正に竜王戦ルールな!
ゼイユが禁伝持ってるかは知らんけど!
とゴネていると池の水面が泡立ち、何者かが飛び出してきた。
ああ、言わんこっちゃない。
やっぱりここには良くないナニカがいたんだ…
!?!?!!
なぜお前がこんなところに!?
もしかしてどうしてもここの水に潜りたくないという俺の願いに呼応してくれたのか!?
VS ミロカロス
って敵かよ!
テンションが乱高下してついていけない俺を尻目にゼイユのモルペコが頑張って撃破。
…「さっきみたいなの」呼びはやめていただけませんか?
俺の愛するポケモンなんですけど…
怒涛の展開に一息ついていると、ゼイユがミロカロスのいたあたりでクリスタルのかけらを発見。
…まさか水に飛び込むのを嫌がった俺を見てわざわざクリスタルを届けに来てくれたのか?
そんな心優しきお前を…俺は…
うわあぁぁあああああああ!
ポケットモンスター スカーレット/バイオレット ゼロの秘宝前編 碧の仮面 完
…まあ襲いかかってきた方が悪いから。
むしろ中ボス的な役割貰えてちょっと嬉しかったり。
これだけ目立つポジションもらったんだからさぞかし強化も来てるんだろうな…(濁流没収されながら)
思うところは色々あるけど今はオーガポンの話が先だ。
とりあえず目標は達成できたのでおじいさんの元に戻りクリスタルを献上するが、残念ながらスグリくんに仮面を持ち去られてしまったらしい。
私もゼイユも鬼様の話について彼に漏らしてないが、こそこそしていたことを怪しまれ、陰から我々の動きが張られていたようだ。
隠していたことは悪かったがそれとこれとは話しが別だ。
隠れて私とゼイユの話を聞き、昔話の真実を知ったこと。
私とゼイユだけでオーガポンへ仮面を返す算段を進められ、自分が仲間外れにされたことへの悲しみと怒り。
そしてあれだけ巣穴に通っても姿を見せなかった鬼様が私たちの前に姿を現したことへの嫉妬。
色々な負の感情がごちゃ混ぜとなり、こんなことをしても何ともならないことを理解しながらも仮面を盗むという行動に出てしまったことを私たちに独白する。
そしてその感情の発露先として、私とバトルし勝てばこの面を返すと申し出る。
…いや確かに仲間外れして悪かったけどさ、事態を把握したところで「なんで教えてくれなかったの!?」とか言いながら乱入してくれればよかったのに
ゼイユもスグリがオーガポンのことを知れば何をするかわからないと思ったから内緒にしたのであって、知られてしまえば仲間に入れざるを得ないと思うんだけどな…
そういう性格でないことも分かってはいるんだけどさ。
まあポケモンバトルで白黒つけようというなら話しが早い。
お前の不安、悲しみ、怒り…全て吐き出せ!
VS スグリ(4戦目)
初手はメガヤンマ。
こちらの先発がミガルーサだったためまたも出し負け。
仕方がないのでラウドボーンで受け、フレアソング+ニトロチャージで撃破。
…我がパーティ最強のエースが積んでしまった以上ここから先は殲滅ショーの始まり。
…あれ?
お前オオタチどこやった?
これはまさかホップくんパターンか…
どうして少年たちは迷走し始めると序盤ノーマルを外してウッウを入れたがるんだろう。
ウッウは人を狂わせる…
何度挑んでも届かないことに打ちひしがれるスグリくん。
ごめんて…君が相手にしているのはパルデアチャンピオンなんだ。
こんなところで負けていい相手じゃないんだ…
彼の鬱屈とした感情の矛先は不幸にも祠に向けられ、スグリパンチが祠を襲う。
だが勝負は勝負。
仮面は無事主人公の手に戻り、いたたまれないスグリくんはその場を後にする。
今まで見たことのない弟の様子にゼイユも率直な感想。
…うーん、あの程度ならめちゃめちゃ可愛い方だと思うよ。
…なんか随分とコメディリリーフだな。
いや可愛らしくていいけどさ。
初見の時は「なんかヒソヒソ話ししてて草」と思ってたけど、よく考えたら主人公が碧の仮面持ってるのを見て「あれ?もし俺らが奪った仮面もないなら今オーガポン無力なんじゃね?ちょっくら確認すんべ」的なこと話してたのかと思うとちょっと寒気するよね。
復活して第一にやることがそれかよ的な。
ともっこたちは俺たちに背を向け、村の方に各々移動し始める。
まずい!このままでは平和な村が彼奴等に蹂躙されてしまう!
ゼイユ「あいつらキタカミセンターに向かったよ!追いかけよう!」
…どう見ても村の方向だった気がするけどゼイユが言うならそうなんだろう。
何はともあれともっこたちを追跡しよう(しばらく気づかずスイリョクタウンをうろうろしてました)
残念ながら俺が勘違いしてしばらく村をうろうろしていたのが悪かったか、キタキミセンターには既にともっこたちの姿はなかった。
…秘伝スパイスだと?
それをどこで手に入れた!言え!!
秘伝スパイスは確かエリアゼロが出典だったよな…
てらす池といいスパイスといいこの土地がエリアゼロとリンクするのはどういうことなんだろう
謎は深まる。
歓待されたともっこは漲る力をオーガポンへの復讐のため使うことにしたらしい。
すわ緊急事態と鬼の巣穴に向かえばそこには凄惨たる現場が広がっていた。
復讐は何も産まないんだ!
それが分からないようならお前ら全員もう一度◯してやる!!!!
主人公の武力介入によりなんとかともっこを撃退することに成功。
やはり暴力…!
暴力は全てを解決する…!!
スグリくんも憧れの鬼様とついに対面し、抱えてた鬱屈とした感情も少し落ち着いた様子。
とりあえずオーガポンに仮面を返し、今後の方針について全体会議。
そんな彼はもちろん、すっかりオーガポンに肩入れしたゼイユにより「お面とりもどし隊」を結成。
そこに命を懸ける伝説のポケモンを持つ者たちを、人々は「お面とりもどし隊」と呼んだ…\ズギャーン/
残念ながらオーガポンは昔村で迫害された記憶があってかそもそも村に入ろうともしなかった。
迫害した側は忘れても、迫害された側は忘れないんだよな…(しみじみ)
あれ?お前光の心を取り戻したんじゃないのかよ。
ゼイユも弟の奇行に困惑している様子だが今は反抗期の少年よりかわいそうなオーガポンが優先だ。
待っていろ雑魚ども!
さて全員片付いたぜ。
こちらの戦力はオーガポン+俺の手持ち6体+ゼイユの手持ち4体の計11体いるんだぞ、勝てるわけないだろ!
うちのポケモンたちがメインアタッカーだったのは間違いないんだけど、毎試合ゼイユがモルペコで電磁波入れてくれたり、モルペコが倒された後でもグラエナの威嚇、ヤバソチャのおもてなしによる回復等々うまくサポートしてくれたのとってもありがたかった。
オーガポンも応援してくれてこっちのステータス上げてくれたし、私たちっていいチームなんじゃない?
ゼイユも手応えを感じてくれたのかもうデレデレ。
ゎたしたちもぅズッともだょ。
無事ミッションを終え喜びを分かち合っているとスグリくんが現れる。
なんだよお面とりもどし隊を放置しておいて今更。
感動泥棒か?
スグリくんがオーガポンを連れて村に来て欲しいというので訝しみながらも従うことに。
なんと彼は昔話の真実を村人に伝え、オーガポンに対する誤解を解いてくれたとのこと。
よくみんなが信じてくれたな…まあ優しいポケモン世界だしそんなもんか。
これからは是非村に遊びに来てくれとあまりにも暖かい歓待に逆に疑いの目を向けざるを得ない。
いかにもな悪人面のともっこよりかわいいオーガポンの方が観光資源になるからとかそういうことじゃないだろうな(疑惑の眼差し)
まあ誤解が解けることはいいことだ、お面とりもどし隊の役目も終わったことだしオーガポンをお家に返そう。
じゃあねオーガポン。
これからは村人と仲良く暮らすんだぞ。
…何?
私と一緒に来たいって?
いや…流石にこの流れでそれは気まずくないかな。
オーガポンこれからはいつも村に来て遊びに来ていいからね→あの子、最近来ないんだけどどうなったのかな→そういや林間学校来てたやつが捕まえてパルデアに連れて帰ったらしいよ→え…そうなんだ…
みたいなことになるだろ!
あっゼイユは賛成してくれるのか…
確かにせっかく一緒にいたいトレーナーが見つかったなら、このまま1匹だけで暮らすより手持ちになる方が幸せだろうしな…
と逡巡していると、収まりがつかない男が1人。
僕の方が先に鬼様好きだったんですけお!!!!1
こうなったらバトルだ!
勝った方がオーガポンを連れて行くんだ!!!!
気持ち的にはまあ多少申し訳なさもあるし、オーガポン大切にしてくれるなら連れて行ってくれてもいいかなと思ったけど君の方から勝負を申し出るんじゃ話は別だ。
このパルデアチャンピオンに勝負をふっかけること、それがどれほど恐ろしいことか何度でも叩き込んでやる!
VS スグリ(5戦目)
スグリくんとゼイユよく興奮すると目のハイライト消えるんだけど、今回は戦う直前にスッと瞳孔小さくなるのちょっとかっこよすぎるな(クリティカル)
初手はダーテング。
こちらの先発はいつも通りのモトトカゲ。
蜻蛉返りで引くも襷で耐えられたので先制技で処理するべくハルクジラを出してそのまま撃破。
次鋒はニョロボン。
貯水のドオーを受け出すも相手は腹太鼓。
まずいな…うちのパーティは水が重いからドオーが倒されると結構キツくなるぞ。
まあ技構成的に腹太鼓水技格闘技なんかだろうからドオーに有効打ないでしょと高を括るも選ばれたのは冷凍パンチであえなくダウン。
いやまずいまずいまずい。
このままだと一貫取られて負ける。
さてどうする…(長考)
モトトカゲ投げて尻尾を切ってみがわり展開、ラウドボーンで格闘技を空かす作戦に決定。
なんとかこれがハマりニョロボン撃破。
危なかった…
ここからはニトチャを積めたラウドボーン無双。
というかスグリくん今度はウッウもクビか…
そういやかつてホップくんもウッウクビにしてたな…かわいそうなウッウ。
敗北に崩れ落ちるスグリくん。
主人公に勝てないことは分かってた、それでも立ち向かわずにはいられなかった…と嗚咽するように独白する。
そんな彼を冷たい夏の雨が打ちつける。
君は強くなったよ…出会った頃の君ならきっと立ち向かうなんてことはせず、悔しい気持ちを握りつぶしていただろう。
ポケモンたちはもちろん、君自身もトレーナーとして大きく成長したんだ…胸を張れ。
静かに戦いを見届けたオーガポンは力を示せと主人公に語りかけるように共に取り戻した面を身に着ける。
スグリくん、よく見ておけ!
これがパルデア流だ!
VS オーガポン
見た目的には炎タイプ。
バウッツェルで炎技の蔦棍棒を受け、そのままじわじわと削る。
特性、おもかげやどしでAが1段階上昇するも、Bが2段階上昇したバウッツェルの前には無力で無事粉砕。
うっすら想定していたがかまどの仮面から井戸の仮面にペルソナチェンジ。
再び主人公の前に立ちはだかる。
これが鬼様の本気か。
ならこちらも全力で応えるまで!
ドオーで水技を受けじわじわと削って行く。
…なんでこんなに泥臭い戦いになってるんだ?
お互い決定力に欠けるも相性の差で無事撃破。
今度は礎の仮面にペルソナチェンジ。
正直この仮面だけずっとタイプな自信がなくて、格闘か鋼か岩か地面かで絞り込めずにいた。
技相性から岩タイプであることが分かるもグラスフィールドを貼られていること、おもかげやどしでBが上がっていることから有効打がなくこれも長期戦に。
ただ先のグラスフィールドでドオーの消耗も抑えられ、ギリギリのところで押し切る。
最後は碧の仮面にペルソナチェンジ。
この感じギラティナ戦を思い出すけどあれは理不尽を通り越して邪悪だったから、今回はめちゃめちゃ楽しかったな…
オーガポンの捕獲を見届けたスグリくんはフラフラとこの場を後にする。
ごめんな…ちゃんと大事にするから許してくれ…
次の日、いつものように朝起きるとゼイユから伝言が来ていた。
ともっこプラザに来て欲しいとのこと。
もちろんお面とりもどし隊副隊長として、一目散に駆けつける。
ゼイユはこれまでの短い冒険を振り返っていたようだった。
ここまでたかだか2〜3日の出来事だったもんな…
なんでかはわからないけどゼイユと出会ってからもう1か月近く経つような気さえするよ…(筆が遅い)
共に戦った主人公とオーガポンと再度バトルしたいという素直な気持ちにこちらも応えたいけど、まだ努力値を振ってないからちょっとだけ待ってね
ごめんごめん…私はそんなつもりじゃ…
全然気にしてないから!
VS ゼイユ(3戦目)
意気揚々と俺との冒険の思い出が力となった姿のオーガポン(井戸の仮面)を繰り出すも初手がグラエナで威嚇を喰らってしまったのですごすごと引っ込める。
バウッツェルで受けてじゃれつくで撃破。
2体目はモルペコ。
オーラぐるまでSを上げられ電磁波を入れられる。
自覚の塊なバウッツェルくんがじゃれつくを当て粉砕。
3体目はハハコモリ。
バウッツェルが麻痺っている以上ここで起点にされるのは危険と判断し、ラウドボーンに引く。
リーフブレードを半減で受け、返しのフレアソングで撃破。
4体目はヤバソチャ。
…あれ?水オーガポン全然出せないんだけど。
もしかして水にして来るの読まれたか…?
困惑しつつもフレアソングをぶつける。
オッカのみで威力を半減されるも貫通して粉砕。
C1段階上昇タイプ一致フレアソングなんだからオッカなんて関係ないぜ!
これが本当のオッカないってね!!
最後はキュウコン。
よかったここで出してあげられると胸を撫で下ろしながらオーガポンを繰り出しテラスタル。
蔦棍棒を喰らわせ無事勝利。
お互い全てを見せ合った勝負を通じ、この夏の冒険を思い出して少しだけしんみり。
そんな折ブライア先生から電話がかかる。
なんでも緊急でブルーベリー学園に生徒を連れて先に引き上げるという。
出会いがあれば別れがあるってことか、寂しくなるな。
というわけで別れの挨拶。
スグリくんはあれから部屋に閉じこもり出てこないようだ。
…最後に挨拶できないのは少しだけさみしいな。
スグリくん不在のため、ゼイユがブルーベリー学園を代表して最後の挨拶をする。
この夏を通してのひと時で成長したのはスグリくんだけじゃないってことか。
若人の成長には時に目をみはるものがあるな…なんてことをしみじみ考えているとブライア先生に心を見透かされる。
やめてくれないか!
人の心をいとも容易く読み解くのは!
まあこれでお別れというわけでもない。
↑ここイケメンすぎワロタ
また会おうね!
具体的には半年後くらいに!
うおおおお!君そっち方向に行くのか!
ポケモンだしきっと最後には救われると思ってるけど、ミツルくんしかりこういう少年が最強のライバルになるの普通に熱くてニコニコになる。
ブルーベリー学園で最強のトレーナーになったとき、今度は対等な関係として本気のバトルしような…(ネモ病)
後編は来年冬頃配信らしい。
いわゆるDLC商法に両手をあげて賛成しているとは口が裂けても言えないけど、作中の時間をこうやって現実とリンクさせてくるのはすっごくオシャレで否が応でも期待が高まる。
ゼロの秘宝 後編 藍の円盤に続く